糖尿病とは?
2025年1月29日
糖尿病は血糖が慢性的に高くなる病気で、放置するとさまざまな合併症が発生するリスクが高まります。特に2型糖尿病は生活習慣に起因することが多く、初期段階では自覚症状が少ないため、気づかないうちに進行してしまうことがあります。
糖尿病の主な症状
・喉が渇く、頻繁に水を飲む
・尿の回数が増える
・疲れやすい、体重が減る
・手足のしびれや傷の治りが遅い
これらの症状がある場合は、早期に医師に相談することが大切です。
糖尿病の合併症について
糖尿病が進行すると、さまざまな合併症が引き起こされる可能性があります。代表的なものに、以下のものがあります。
- 心血管疾患
糖尿病が原因で動脈硬化が進行し、心筋梗塞や脳卒中のリスクが高まります。高血糖が血管を傷つけ、血流を悪化させるため、血圧が高い、コレステロール値が異常など、他の危険因子も関連しています。 - 腎症(腎不全)
糖尿病が長期間続くと、腎臓の小さな血管が損傷し、腎機能が低下します。最終的には腎不全に進行することもあり、透析が必要になることがあります。定期的な尿検査で早期発見が可能です。 - 網膜症(失明のリスク)
糖尿病は眼の網膜に血管を損傷させ、視力低下や失明を引き起こす可能性があります。糖尿病性網膜症は初期には自覚症状が少ないため、定期的な眼科検診が重要です。 - 神経障害(糖尿病性神経症)
手足のしびれや痛み、感覚の喪失を引き起こす神経障害も糖尿病の典型的な合併症です。進行すると、足の傷や感染が悪化し、最終的には足の切断が必要になることもあります。
予防と治療のポイント
糖尿病の予防には、食生活の改善と適度な運動が欠かせません。バランスの取れた食事を心がけ、糖質や脂質の摂り過ぎを避け、ウォーキングなどの軽い運動を習慣化することが血糖値のコントロールに役立ちます。
糖尿病は早期発見が非常に重要です。定期的に血糖値やHbA1cをチェックし、気になる症状があれば早めに医師に相談しましょう。当院では糖尿病の検査や治療を行っておりますので、お気軽にご相談ください。
