「健康診断でコレステロールが高いと言われたけど、特に症状はないし…」
そんな方は、**脂質異常症(旧・高脂血症)**かもしれません。
脂質異常症とは、血液中の脂質(LDLコレステロール=悪玉、HDLコレステロール=善玉、中性脂肪)が基準値を超えてしまう状態です。放っておくと動脈硬化を進め、心筋梗塞や脳梗塞、閉塞性動脈硬化症などの危ない病気のリスクが高まるため、早めの対策がとても重要です。
■ 脂質異常症の主なタイプ
- LDL(悪玉)コレステロールが高いタイプ
→ 動脈硬化のリスクが特に高い - 中性脂肪が高いタイプ
→ 飲酒や糖質過多の食生活と関連 - HDL(善玉)コレステロールが低いタイプ
→ 喫煙や運動不足が原因になりやすい
■ 症状がないからこそ、定期検査を
脂質異常症は**“サイレントキラー”**と呼ばれるように、自覚症状がほとんどありません。健診結果で異常を指摘されたら、「放置しない」が大切です。
■ 治療は生活習慣の見直しが基本
- 食事:飽和脂肪酸や糖質を減らし、魚や野菜中心に
- 運動:週150分以上の中強度運動
- 禁煙・節酒:善玉コレステロール低下の防止に有効
それでも改善が難しい場合は、スタチンなどの薬物治療を検討します。
■ 渋谷で生活習慣病チェックができます
当院では、脂質異常症の血液検査や治療方針のご相談を随時受け付けています。健診結果をお持ちの方も、お気軽にご相談ください。