今回は日曜劇場”19番目のカルテ”で話題になっている総合診療科についてお話します。
総合診療科は、体のあらゆる症状や健康の相談を幅広く受ける「かかりつけ医」のような存在です。症状の原因を丁寧に評価し、必要に応じて専門医や検査にスムーズにつなぐことができます。
「どの科に行けばいいかわからない…」そんな悩み、ありませんか?
風邪や腹痛、めまい、慢性的な疲れや生活習慣病の相談まで、体の不調は一人ひとり違います。そんなときに頼れるのが、総合診療科です。
■ 総合診療科でできること
- 急な体調不良の診察
風邪、発熱、腹痛、頭痛など、どの科に行けばよいか迷う症状に対応 - 慢性的な症状の評価
疲れやすい、めまいが続く、体重が減ってきた…原因を総合的に評価 - 生活習慣病の管理
高血圧、糖尿病、脂質異常症などの診断・治療・生活指導 - 健康相談・予防医療
健康診断結果の解釈や予防接種の相談、健康習慣のアドバイス
■ 「どこに相談すればいいか分からない」を解決
総合診療科は、症状や背景を総合的に評価し、専門医療につなぐナビゲーターの役割も果たします。特定の症状があっても、複数の要因が絡むことが多いため、総合的に診てもらうことで無駄な検査や通院を減らすことも可能です。
■ BPSモデルで全体を見渡す診療
総合診療科では、症状を「病気だけで説明する」のではなく、**生物(Biological)・心理(Psychological)・社会(Social)**の3つの視点で評価します。
- 生物:血液検査や画像検査など、体の異常を評価
- 心理:ストレスや気分の影響を把握
- 社会:家族関係、職場環境、生活習慣など背景要因を考慮
このアプローチにより、単に症状を抑えるだけでなく、根本的な改善策を見つけやすくなります。
■ 患者中心の医療で安心・納得の診療
当院では、患者さんの価値観や希望を尊重した診療を心がけています。
- 症状や不安をじっくり聞く
- 検査や治療の選択肢を分かりやすく説明
- 患者さんと一緒に最適な治療計画を決定
こうした患者中心の医療により、納得感が高まり、生活習慣改善や治療の継続率も向上します。
■ 渋谷でかかりつけ医を持つメリット
当院では、生活習慣病から日常的な体調不良まで幅広く対応しています。健診結果や症状のメモを持参していただければ、より精密なアセスメントが可能です。困ったときに相談できる医師が身近にいる安心感は、日々の健康管理に大きく役立ちます。困ったことがあればお気軽にご相談ください。